SANO RICE(サノライス)〜飛騨への移住とお米づくり〜
2020年07月30日
皆さんこんにちは〜
飛騨エシカルのムロです。
自称フリーライター、緊張しながらも新しい方とのご縁に感謝しています。
無農薬の野菜やお米をどこで買えばいいのか分からない方が多いのでそういった方のためになったり、これから家庭菜園や農業をやってみたいという方が増えると嬉しいです。
自分自身もオーガニックのリラクゼーションサロンをやっているので、自然と環境の事を考えるようになりました。
持続可能でエシカルな活動をされている方や企業にこれからもスポットを当てていきます。
先日は、高山市のお隣国府町にて農業を営む素敵なご夫婦にお会いしてきました。
お住まいは飛騨市古川町。
古川もとっても素敵な街です。
************************************************
SANO RICE」
サノライス

雨が降る中、待ち合わせ場所で待っていると、軽トラに乗ったいかにも優しそうな方がみえた。
そう、彼がサノライスのご主人、佐野朋之さん。
玉置浩二の田園がBGMで流れてきそうな感じ。
奥さんは笑顔がとっても素敵なあゆみさん!
取材は金桶にある田んぼのすぐ横で、山水の流れる音、鳥やムシの鳴き声が聞こえる田んぼの近くでゆっくりと始まった。
佐野夫妻は元々、東京に住んでいた。
朋之さんはバンド活動をしながら働き、あゆみさんはスマホゲームデザインの仕事をしていた。
親戚の方が佐野夫妻より何年も前に移住していた飛騨は、何度か訪れた事があり、
自然もいっぱいでいい所だなぁという印象を抱いていた。
そんな中、2011年に起きた東日本大震災で食の安全や暮らし方について強く意識するようになる。
震災が起きてから、色々な事が変わった。
関東圏では、物流が滞り食べるものがなくなったり、放射能の情報などを意識する毎日。
水道水も飲めずペットボトルの水を買って、お米を研いだりしていた。
色んな情報が交錯し、いったい何を信じたらいいのか分からず、自分達で調べるしかなかった。
当時住んでいた地域はまわりにホットスポットが点在していて、放射能の数値や情報を気にしない日はないくらい気にしていた。
※ホットスポットとは?
周囲と比べ相対的に放射線量が多い地域をホットスポットと呼ぶ。
空気中に放出された放射性物質は、風や塵に乗って運ばれ、雨や下降気流により地上に落ち、気流や風向き、地形などによって、濃度の高い場所ができる。それがホットスポットだ。
地震、津波、原発の三重災害で食料確保や食の安全に対する意識が被災地以外でも高まり、何を信じたらいいのかわからない負のスパイラル。
友達も、九州や宮崎に移住してしまったけれど、佐野さん夫妻はすぐには移住しなかった。
でも、食に対する不安が少しずつ大きくなる。
「そもそも、食べ物の添加物とかも大丈夫なのか?」と考えるようになった。
そして、都会の生活は、思った以上にお金が出て行く。
働いても、すぐ出ていく。
もしかしたら、この生活は持続可能ではないんじゃないかと考えるようになった。
そして、あゆみさんの体にも小さな命が宿っていた。
小さな命を守るため、震災後、食に対する意識が変わり、何度も訪れた飛騨地方に移住する事を決意したのは震災から4年後だった。
今年の7月で移住してまるっと5年。
「移住当初は、無職で特に野望もとくになかったけど、行けばどーにかなると思っていた」
と朋之さん。
「今思えば、無茶苦茶だったよね〜」
と笑って話すあゆみさん!
(笑顔の裏では人並みならぬ努力や勉強をされたんだろうな〜このご夫婦はやっぱり只者ではない)
あゆみさんのお仕事はリモートで働く事ができたので、飛騨に移住してからもしばらく続けていた。
その横で、漫画を読んでいた時期もあったという朋之さん。
建築解体などの仕事をしたりもしていた。
田舎へ移住して都会のストレスから解放された朋之さんは心の持ち方や考え方が豊かになったそうだ。
最初は、食べる物を自分達で作るために来たけれど、商売をする気はなかったお二人。
でも、家庭菜園や無農薬でお米を作っている親戚の田んぼを手伝う中で、お米作りに対する疑問が浮かんできた。
無農薬で作ると草取りがとても大変。
その草は、どーにかならないものか?
知り合いの農家さんに尋ねた事から、今の農業に繋がる元になった先生に出会う。
そして、その先生が開く長野県高山村の自然耕塾へ月に1回通い続けて1年。
そこでは、趣味の農業ではなくちゃんと生業としてやっていく方法や食育など多くの事を学んだ。
お米と味噌の大切さ。
春から秋にかけてお米を作って収穫する。
冬は無農薬の大豆で、自分達で作った麹を使って味噌作り。
日本人にはお米とお味噌が合っている、無農薬で作ったお米の栄養素の事も語り出したらキリがないくらい色々学んだ。
「自分達で安心して食べられる物を作りたい」
という思いから始めた家庭菜園がいつしか、生業としてやっていくようになったのは、先生との出会いが大きかった。
その出会いが無かったら今のこの農業はやっていなかったかもとお話しする佐野夫妻。
やっぱり人との出逢いって大切だなぁ。
新しい世界へ飛び込むのは勇気がいるけれど、それが後々の人生を変える大きな事になるなんて、とてもすごい事だと思う。
サノライスが育てているのは、お米、もち米、大豆。
現在、田んぼは、6反3畝ありほとんどを朋之さん1人で管理してあゆみさんもお手伝いしている。

無農薬、無化学肥料、除草剤不使用、畜産堆肥不使用、天日干しで大切に育てられているお米、もち米、大豆。

今年はコロナの影響でお米不足が懸念されたのかすぐに売り切れてしまったそうだ。
米の品種は、コシヒカリとササシグレ。
甘くて美味しい、冷めても美味しい、ご飯だけで美味しいというのが最近の流行りだそうだ。
お米に流行りがあるなんて、、、知らなかった!
コシヒカリはもち米が品種改良で少し入っている、だからモチモチする。
そして、幻の米と言われるササシグレ!
食べたことのある方は、少ないのかもしれない。
ササシグレは、ササニシキの親世代のお米で米の原種といわれるくらい米本来の味がするそうだ。
お肉や魚、なんでも合うし、おかずも選ばず邪魔をしない、そしてお寿司などの繊細な料理にもとても相性がいい。
口の中でパラっとするらしい。
現代人は、モチモチのお米に慣れているのでこのパラっとなるのが分からない人が多い。
今は売り切れているササシグレ、私もぜひ味わってみたい!
昔やっていた美味しんぼというアニメを見返していたら、ちょうどお米の回があった。
美味しんぼに出られるくらい色んなこだわりがあるサノライス。
(つづく)
農家さんは、今回で2件目の取材でしたが、実際にお会いすると本当にいい方ばかりで、皆さん素敵で、伝えたい事がたくさんあり過ぎて、1話じゃおさまらないんですよね〜笑!
次回は、お米の育て方や新しい農業の形についてお伝えします。
楽しみにしていてください
週に1回から2回更新!
飛騨には素敵な人や企業がいっぱい!
環境や人に優しく、わくわくと優しさをコンセプトに発信していきます。
インスタアカウントも覗いてね!
飛騨エシカル↓
https://www.instagram.com/hidaethical
飛騨エシカルのムロです。
自称フリーライター、緊張しながらも新しい方とのご縁に感謝しています。
無農薬の野菜やお米をどこで買えばいいのか分からない方が多いのでそういった方のためになったり、これから家庭菜園や農業をやってみたいという方が増えると嬉しいです。
自分自身もオーガニックのリラクゼーションサロンをやっているので、自然と環境の事を考えるようになりました。
持続可能でエシカルな活動をされている方や企業にこれからもスポットを当てていきます。
先日は、高山市のお隣国府町にて農業を営む素敵なご夫婦にお会いしてきました。
お住まいは飛騨市古川町。
古川もとっても素敵な街です。
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SANO RICE」
サノライス

雨が降る中、待ち合わせ場所で待っていると、軽トラに乗ったいかにも優しそうな方がみえた。
そう、彼がサノライスのご主人、佐野朋之さん。
玉置浩二の田園がBGMで流れてきそうな感じ。
奥さんは笑顔がとっても素敵なあゆみさん!
取材は金桶にある田んぼのすぐ横で、山水の流れる音、鳥やムシの鳴き声が聞こえる田んぼの近くでゆっくりと始まった。
佐野夫妻は元々、東京に住んでいた。
朋之さんはバンド活動をしながら働き、あゆみさんはスマホゲームデザインの仕事をしていた。
親戚の方が佐野夫妻より何年も前に移住していた飛騨は、何度か訪れた事があり、
自然もいっぱいでいい所だなぁという印象を抱いていた。
そんな中、2011年に起きた東日本大震災で食の安全や暮らし方について強く意識するようになる。
震災が起きてから、色々な事が変わった。
関東圏では、物流が滞り食べるものがなくなったり、放射能の情報などを意識する毎日。
水道水も飲めずペットボトルの水を買って、お米を研いだりしていた。
色んな情報が交錯し、いったい何を信じたらいいのか分からず、自分達で調べるしかなかった。
当時住んでいた地域はまわりにホットスポットが点在していて、放射能の数値や情報を気にしない日はないくらい気にしていた。
※ホットスポットとは?
周囲と比べ相対的に放射線量が多い地域をホットスポットと呼ぶ。
空気中に放出された放射性物質は、風や塵に乗って運ばれ、雨や下降気流により地上に落ち、気流や風向き、地形などによって、濃度の高い場所ができる。それがホットスポットだ。
地震、津波、原発の三重災害で食料確保や食の安全に対する意識が被災地以外でも高まり、何を信じたらいいのかわからない負のスパイラル。
友達も、九州や宮崎に移住してしまったけれど、佐野さん夫妻はすぐには移住しなかった。
でも、食に対する不安が少しずつ大きくなる。
「そもそも、食べ物の添加物とかも大丈夫なのか?」と考えるようになった。
そして、都会の生活は、思った以上にお金が出て行く。
働いても、すぐ出ていく。
もしかしたら、この生活は持続可能ではないんじゃないかと考えるようになった。
そして、あゆみさんの体にも小さな命が宿っていた。
小さな命を守るため、震災後、食に対する意識が変わり、何度も訪れた飛騨地方に移住する事を決意したのは震災から4年後だった。
今年の7月で移住してまるっと5年。
「移住当初は、無職で特に野望もとくになかったけど、行けばどーにかなると思っていた」
と朋之さん。
「今思えば、無茶苦茶だったよね〜」
と笑って話すあゆみさん!
(笑顔の裏では人並みならぬ努力や勉強をされたんだろうな〜このご夫婦はやっぱり只者ではない)
あゆみさんのお仕事はリモートで働く事ができたので、飛騨に移住してからもしばらく続けていた。
その横で、漫画を読んでいた時期もあったという朋之さん。
建築解体などの仕事をしたりもしていた。
田舎へ移住して都会のストレスから解放された朋之さんは心の持ち方や考え方が豊かになったそうだ。
最初は、食べる物を自分達で作るために来たけれど、商売をする気はなかったお二人。
でも、家庭菜園や無農薬でお米を作っている親戚の田んぼを手伝う中で、お米作りに対する疑問が浮かんできた。
無農薬で作ると草取りがとても大変。
その草は、どーにかならないものか?
知り合いの農家さんに尋ねた事から、今の農業に繋がる元になった先生に出会う。
そして、その先生が開く長野県高山村の自然耕塾へ月に1回通い続けて1年。
そこでは、趣味の農業ではなくちゃんと生業としてやっていく方法や食育など多くの事を学んだ。
お米と味噌の大切さ。
春から秋にかけてお米を作って収穫する。
冬は無農薬の大豆で、自分達で作った麹を使って味噌作り。
日本人にはお米とお味噌が合っている、無農薬で作ったお米の栄養素の事も語り出したらキリがないくらい色々学んだ。
「自分達で安心して食べられる物を作りたい」
という思いから始めた家庭菜園がいつしか、生業としてやっていくようになったのは、先生との出会いが大きかった。
その出会いが無かったら今のこの農業はやっていなかったかもとお話しする佐野夫妻。
やっぱり人との出逢いって大切だなぁ。
新しい世界へ飛び込むのは勇気がいるけれど、それが後々の人生を変える大きな事になるなんて、とてもすごい事だと思う。
サノライスが育てているのは、お米、もち米、大豆。
現在、田んぼは、6反3畝ありほとんどを朋之さん1人で管理してあゆみさんもお手伝いしている。

無農薬、無化学肥料、除草剤不使用、畜産堆肥不使用、天日干しで大切に育てられているお米、もち米、大豆。

今年はコロナの影響でお米不足が懸念されたのかすぐに売り切れてしまったそうだ。
米の品種は、コシヒカリとササシグレ。
甘くて美味しい、冷めても美味しい、ご飯だけで美味しいというのが最近の流行りだそうだ。
お米に流行りがあるなんて、、、知らなかった!
コシヒカリはもち米が品種改良で少し入っている、だからモチモチする。
そして、幻の米と言われるササシグレ!
食べたことのある方は、少ないのかもしれない。
ササシグレは、ササニシキの親世代のお米で米の原種といわれるくらい米本来の味がするそうだ。
お肉や魚、なんでも合うし、おかずも選ばず邪魔をしない、そしてお寿司などの繊細な料理にもとても相性がいい。
口の中でパラっとするらしい。
現代人は、モチモチのお米に慣れているのでこのパラっとなるのが分からない人が多い。
今は売り切れているササシグレ、私もぜひ味わってみたい!
昔やっていた美味しんぼというアニメを見返していたら、ちょうどお米の回があった。
美味しんぼに出られるくらい色んなこだわりがあるサノライス。
(つづく)
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次回は、お米の育て方や新しい農業の形についてお伝えします。
楽しみにしていてください
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https://www.instagram.com/hidaethical
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Posted by エムルーム妻 at 16:12│Comments(0)
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